誕生日
男の子 「絢ちゃん・・・」 絢 「何?」 環先生の弟子の男の子が話し掛けて来た。元気が無さそうに俯いていて、何やら様子が変だ。男の子はそのままこちらに近付き、いきなり抱き付いて来た。 絢 「きゃっ!?」 突然の事にどうしたら良いのか戸惑い、流れに任せて男の子の肩に手を添えた。 絢 「ど、どうしたのよ・・・。何かあったなら話してみなさいよ」 男の子 「絢ちゃん、あのね・・・」 この子がここまで沈んでいるのを見るのは初めて。流石に心配してしまうし、掛ける言葉にも気を付けなくてはならないだろう。 男の子の顔の方に視線を落とすと、あろう事かさっきまでの様子が嘘のように笑顔でこちらを見た。 男の子 「誕生日おめでとう!」 絢 「ええっ!?」 騙された。私を驚かせるために、この子は演技をしていたのだ。小さい頃から見てきたが、年齢が上がって小賢しい事をするようになったものだ。 心配してやったというのに。誕生日を祝われた嬉しさよりも、今は恥ずかしさと腹立たしさの方が遥かに大きい。 絢 「あんた、いい加減にしなさいよ!人を騙した挙句に、体触ったり胸に顔を埋めたり・・・!」 男の子 「怒っちゃった?絢ちゃん、かわいい」 ーーー 9月27日は絢の誕生日です。 かわいいですね。 ◎小太刀 絢(こだち あや)の前回の作品 https://pixai.art/artwork/2048020106041096659?utm_source=copy_web
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