AI art "第165話 私の知らない小谷くん"

第165話 私の知らない小谷くん

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中村さん「さて、じゃあそろそろ帰ろうか」 大山さん「うん」 帰り支度を済ませて廊下を歩く。 長いこと茶番をしていたせいか、すれ違う生徒は少なく、前方に野球部と思われる男子生徒が数人いる程度だった。 中村さん「今度、休みを合わせて秋服を見に行く?」 大山さん「秋服かぁ。いいね」 すれ違いさまに男子生徒達がこちらを振り返る。 視線の先は中村さん。 ……だけではなく、大山さんにも向けられていた。 中村さん「シオリ。あんた、他の男から見られるようになったわね」 大山さん「え、そうなの?私、背が高いから驚いたんじゃない?」 会話をしながら、視線をちらりと向ける。 単純に目を引いただけかもしれないが、大山さんが言うような意味とは少々違う。 よく言って好意的、悪く言えば『お、あの子可愛くね?』だ。 中村さん「シオリは小谷くんと一緒にいるようになって自信がついたのね。それが周りにも分かるようになったんじゃない?最近はオシャレにも気を遣っているし、いい傾向よ」 私は元々から可愛いってわかってたけどね、と付け加える中村さん。 なぜか本人でもないのにドヤり顔である。 大山さん「そうなの?自分じゃよく分からない…」 中村さん「色んな男に声をかけられるかもね」 大山さん「そ、それは困るんだけど…」 中村さん「そう?なら私とか黒瀬さん達と一緒に帰るようにするといいわ」 大山さん「う、うん」 ちょこんと後をついてくる親友に満足気に頷く。 うちの可愛い親友をどこぞの馬の骨とも分からない男にくれてやる訳にはいかないのだ。 …… 中村さん「あれ?あそこにいるの小谷くんじゃない?」 大山さん「あ、本当だ」 玄関先に小柄な金髪の男性の姿。見間違えるはずが無い。 1人なら声をかけて3人で帰ろうか、そう中村さんが提案しようとした時。 下関さん「先輩。荷物半分持ちますよ」 小谷くん「そう?じゃあ、こっちよろしくね」 中村さん「あ……」 大山さん「……」 家庭科部の買い出しの帰りだったのか、タイミングが悪いことに、小谷くんと後輩である下関さんが仲良さげに話をしている所に出くわしてしまったらしい。 物陰に隠れ2人の様子を伺う大山さん達。 下関さん「次の部活は卵料理ですよね。何作ります?」 小谷くん「オムライスかな。ソースはどうしよう?」 下関さん「特売でトマトを買いすぎたから、やっぱりケチャップですかね」 小谷くん「個人的にホワイトソースも捨てがたいんだよね」 下関さん「デミグラスソースでも食べたいです」 小谷くん「ならホワイトとデミグラスを半分にして、トマトは付け合わせのサラダに回そうか」 下関さん「ナイスアイデアです♪」 大山さん達の存在に気づかないまま、小谷くん達は家庭科室へ向かっていく。 そして、その後ろ姿を無言で見送る大山さん。 大山さん「……」 中村さん「し、シオリ?」 大山さん「……」 中村さん「シオリさーん……?」 大山さん「……家庭科部って、仲がいいんだね」 中村さん「そ、そうね……」 大山さん「……」 無言が怖い。

男性の髪色を金髪に変更。 女性の顔の右横の感情を示す漫画的表現を削除。 女性の腕に掛ける買い物袋を白色のビニール袋に変更。 女性の口を会話しているように開いて。

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