命令
リーリエへの報復を目の当たりにして戦慄する魔王軍に魔王は静かに語りかける。 「安心しなさい。次の報復のために兵力は必要です。貴方方にはその兵力になってもらうつもりです」 魔王の言葉に安堵する魔王軍。 「ですから殺しあいなさい。欲しいのはあなた達の体だけ、真偽も見抜けず強者に靡く下種の魂は新たな魔王軍に必要ありません」 「真偽とを見抜けなかったとおっしゃられますが、我らを招集した思念波は確かに魔王様特有の思念波でして!」 弁明した司令官を任じられていた魔族が突然青い炎で燃え上がり、悲鳴をあげながらのたうち回る。 「発言の許可をした覚えはありません。魔王の思念波だだったと言うのなら、何故ここにギュスターブ殿は来ていないのです?ティム王国で宰相についているフルートも、将軍の戦豪丸も、旧魔王軍を立て直している先代魔王の嫡子とその配下も来ていません」 反論に窮する魔王軍に魔王は更に畳みかける。 「お前達は醜い人間と一緒・・・・。先代の嫡子殿の旧魔王軍の立て直しに助力する事もなく、自己保身に走り、強者に靡く・・・・誇り高き強者と自称するだけで、姫の思いを踏みにじったあの人間どもと何一つ変わらない」 「魔王ジェネ・シスが命じる!殺しあえ!」
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