비 오는 골목길, 부산의 여름날
빵빠레
取引先との商談も無事終わり、あとは東京へ帰るだけ。 時計を見ると新幹線の発車時刻まであと一時間もある。 せっかくだからと私は駅の周辺を散策することにした。 初めて訪れる街を目的もなくぶらぶらと歩き、そろそろ駅に戻ろうかと思ったその時だった。 誰かに呼び止められたような気がしたのだ。 ふと振り返ると、そこには路地の入口が見えた。 ここを通れば駅までショートカットできるだろうと思った私は、何の気なしに足を踏み入れた。 (まだこんな町並みが残っているのか) 昭和、いや戦前からあるのではと思われる古い木造家屋がひしめくように建て込んだ一角だった。 その狭い路地の先に一匹の黒猫がいた。 しなやかな体躯に、漆のような艶のある毛並みを持つ猫だった。 その琥珀色の瞳が、何かを訴えるように私を見つめている。 「君が呼んだのかい?」 戯れにそう呼びかけてみたが、無論猫が答えることはない。 ただ私について来いと言わんばかりに、曲がりくねった路地の奥へと消えて行った。 時計を見るとまだ一時間の余裕があった。 だいぶ歩いたはずなんだがなと思ったが、私は黒猫の後を追うことに決めた。 ……私はまだ知らなかった。 この古い町並みは十年以上も前に再開発で消え去っていたことを。 そして、あの黒猫はこの世の者ではない存在だったことを。 ※せっかくなので小説のようにストーリーを書いてみました。