第195話 イヤイヤリュウセイくん
銀髪大好き
小谷くん「お待たせ。シオリさん」 大山さん「コテツくん、おかえりなさい。その子が弟さんの…?」 小谷くんに抱っこされた男の子。 兄弟とあってか、非常に彼によく似た可愛らしい子だ。 小谷くん「うん。リュウセイ。お姉さんにご挨拶は?」 リュウセイくん「こんちゃ!」 大山さん「こんにちは。リュウセイくん」 満面の笑みを浮かべて挨拶してくれるリュウセイくんに、大山さんはほっと胸をなで下ろした。 元々人見知りしない性格なのか、怖がられることはなさそうだ。 大山さん「リュウセイくんは何歳なのかな?」 リュウセイくん「みっつ!」 身ぶり手ぶり、元気一杯に答えてくれる。 手はピースしているが、果たしてどちらが正解なのだろうか。 小谷くん「リュウセイは3歳だから正解。凄いね」 リュウセイ「うん!」 褒められて嬉しそうなリュウセイくん。 褒めた小谷くんも少し嬉しそうで。 大山さん(コテツくんのこんな顔初めて見た…) いつもの穏やかな彼だが、今の彼は立ち振舞も口調も輪にかけて優しい。 学校でもアルバイト先でも見たことのない彼の姿に、大山さんは新鮮さとは別の、胸の高鳴りを覚えた。 大山さん(い、いけない。また変なこと考えちゃう…)/// 幼稚園で彼を見送った時に、一人思い描いた未来予想図。 身勝手で、稚拙な、誰にも言えない、私だけの夢物語。
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