【.εpb ♯88】新たなる旅路…?
Fundoshi Zipper


「ど、どうしましょうか… 僧侶さん…?」 意想外の展開にまるで思考がついていかず、反射的に僧侶さんの意見を伺ってしまった。 「こちらは勇者様のパーティですので。 勇者様のご随意に。」 いつもと変わらない笑顔で、にこり。 …意外だった。 自分で言いだしたことだけど、絶対に反対されると思っていたからだ。 少なくとも新たに同行者が増えることは不快に感じるだろうと予想していただけに、彼女のあっさりした対応には逆に面食らってしまった。 「い、いいんですか? …お二人が仲間に加わっても…」 「上級冒険者とおっしゃってますし、 旅の助力にはなりましょう。 勇者様が需要を感じられるのでしたら、 私からお止めする理由は、特にございませんわね。」 …どうしよう…? 僧侶さんの反応は、是とも非ともいえない。 完全に僕の判断に委ねる趣のようだった。 正直、ダンジョン攻略の疲労であまり頭の回る状態ではない。 僧侶さんの許可(?)をもらった事実が最大の判断材料となり、頭に浮かんだ言葉がそのまま口をついて出てしまった。