対策(狂戦士)
チャコ
大地に倒れる小森めとに近寄るライム 歩みを止め、しゃがみこむ。 ライム「…悔しいか?」 メト「当たり前じゃん…手加減までされて、こっちが全力で攻撃してもカスりもせず、当たったのはアンタが自分で当たりにいった時だけ。 しかもノーダメージって…それで悔しくない事ってあるの?」 涙を流しながら嗤う小森めと 敗北して倒れても修羅は解けず、継続したままだった。 ライム「そりゃそうだろ?一応ものすごく長生きしてるからな。 お前とは修練に費やす時間も、戦場で戦った死地の経験も、強者と殺し合った強さも桁違いなんだからな。 絶望?そんなの毎回だ。 地獄?そんなの当たり前だ。 そんなのを日常だし、オレからしたら今なんてまだ『平和』だよ。」 表情には出さないが、少し怒気を帯びた声で答える。 ライム「助けたい命を救えなかった事があった。 実力不足、知識不足で散った命があった。 大事な命、守りたいモノがあるなら強くなれ。 悔しい思いをしたくないならば今回の敗北を糧として学べばいい。 強さってモノは学び、鍛錬し、経験して初めて強く成長するんだからな。 才能に溺れる奴は仲間の足を引っ張って殺しちまう奴だ。 才能あろうと無かろうと努力しねぇ奴は本当の強さには辿り着けん。」 修羅の顔ではなく、先人からの言葉として小森めとや他の者達にも教える。 ライム「まあ、なんだ。 悔しかったら、強くなれ。 首なら洗って待ってやるから、オレを殺せるぐらい強くなれ。」 最後に少し笑みを浮かべてポンポンと掌で小森めとの頭を叩く。 すると、修羅が解けた小森めとが涙をゴシゴシと拭いながら顔を隠す。