g1
my girlfriend
gmc1997


催眠は少し解けかけていた。 でも、今更この悦楽を捨てられず俺、緒山まひろは……。 子供の頃から、とろくて鈍くさくて大人しくて、ずっと他人の顔色ばかりうかがっていた。 そんな中で、妹の前でだけは必死に立派な兄貴になろうと頑張って、失敗して傷ついて、惨めな思いばかり膨れ上がって。 いいじゃない? そんな自分が、たまにはワガママで美しい女王様として偉そうに振舞っても? だってこんなに気分爽快。生まれて初めて。 今なら全部、あのアプリのせいにできるんだ! どんな振る舞いも「操られていたから」で、許されるんだ……!? 闇に飲み込まれそうな心、でも理性は警告を鳴らす。 あほか? このまま突き進んで、破滅したらどうする? そうなる前に、みはりに会って、この状況を何とかするのが先! 目先の誘惑に飲み込まれるなよ、俺のバカ!