白と黒の対比の妖精たち
すいしょう
ある国のお城で、双子の女の子が生まれた。しかし、その国では、双子は不吉だという古い言い伝えのため、娘を捨てならなかったが子を産んだ王妃は自分の産んだ可愛い子達を見ているうちに捨てたいという気持ちが無くなった。人々に、双子の存在に気づかれないよう、王妃は片方の子を部屋で引き込まりさせ、もう1人は国の希望となる姫とするために、社交の場へたくさん連れていった。そしてついには、仲良しの双子はふたりで会う機会すら無くなってきてしまう。小さな頃からいて、一緒に遊び、共に笑いあった「大切な人」がいない、そんな暮らしが続いていく。そして、引き困っていた方はしゃいな心持ちになり、社交の場ばかり行っていた方も、もう疲れている。だが、そんなふたりでも、そんな思い出が記憶にある限り、たとえさびしい気持ちになっても、ずっと一緒だと思っていられる。 …………そんなふたりの絆は永遠に続いていくのだろうか。………