閉店後、鏡に映る“今の私”
ノロカメ


◆ベルナさん の「熟して艶めく」様子 4. 「雨の日のショーウィンドウ、38歳の横顔」 仕事帰り、雨のちちぷい市。傘を差したベルナが自分の店のショーウィンドウの前で足を止める。ガラスには、紫髪と眼鏡、静かに微笑む38歳の横顔が映っている。二十代のころなら最新の服ばかりを気にしていた。しかし今は、「この服を誰が着たら、どんな顔で笑うだろう」と考える時間のほうが楽しい。年齢を重ねるにつれて、自分自身より他人の美しさにも気づけるようになった。その余裕が、彼女自身をいっそう美しく見せている。