【小説挿絵】閑話: 亡霊①
アサトン


剣と魔法の西洋ファンタジー世界。薄暗い深層下部の空間、古びた魔導装置が淡い光を放つ。壁一面に浮かび上がる幻影の映像。古めかしい魔導師のローブを纏った成人男性の姿をした半透明の発光体が、古い椅子に深く腰掛けている。フード付きの深い色合いのローブ、襟や袖口に金の刺繍。体の輪郭がぼんやりと透けており、青白い光の粒子をまとっている。武器は何も持たない、手ぶらの姿。 壁の幻影には、白銀の髪の若い女性剣士(西洋風の探索者装備)と亜麻色ミディアムヘアの若い女性魔導師が並んで笑い合う小さな情景がぼんやりと映し出されている。亡霊は満足そうな、どこか寂しさも滲む穏やかな微笑みを浮かべ、その光景を見つめている。静かで少し切ない、内省的な雰囲気の一枚絵。