祭りの船の装飾作り。
エイシェス シィ


港を歩いていたエルフのミリスは、修理中の大きな船を見つけて足を止めた。ミリス「わぁ……これ、祭りに使う船?」 船大工「そう。今年は私が任されたんだけど……ちょっと厄介なことになっててね」 船の上で作業していた女性船大工が、工具を片手に苦笑する。 船大工「人手も足りないし、細かい不具合もいくつか残ってる。祭りまでに間に合わせたいんだけど……」 ミリスは船体を眺めながら、ひとつの金具に目を留める。 ミリス「あれ? そこ、固定の仕方ちょっとズレてない?」 船大工「え?」 ミリス「たぶん、このままだと振動でまた緩むよ。ちょっと見せて」ミリスは近くの工具を借りると、金具の位置を調整して留め直す。 船大工は半信半疑で見ていたが、仕上がりを確認して少し目を見開いた。 船大工「あのさ、私リーネっていうんだけど、もしよかったら手を貸してくれない?人手が足りなすぎてどうにもなんなくてさ。お礼ならするから!」 ミリス「やるやる!楽しそう!」 こうしてミリスは、船大工のリーネの祭りに使う船の修理を手伝うことになった。