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優雅なカフェタイムの少女
ゆうゆう
夕暮れのカフェ。 窓際の席で、レイナはユウトと静かに向かい合っていた。 カップから立ち上る湯気を見つめながら、穏やかな笑顔を浮かべる。 しかし、その笑顔は心からのものではなかった。 彼女はもう知っている。 目の前にいる幼なじみ・ユウトこそ、自分が追い続けてきた敵組織の首領だということを。 それでも彼は、昔と変わらない優しい笑顔を向けてくる。 何気ない会話を交わすたび、胸が締め付けられていく。 「また来週も、一緒に花を見に行こう。」 その言葉に、レイナは一瞬だけ言葉を失った。 もう、その約束は叶わないかもしれない。 彼を止められる人間は、自分しかいない。 街を守るためには、彼を倒さなければならない。 心の中で何度問いかけても、答えは返ってこない。 ユウトは何も知らないように微笑み、コーヒーカップを静かに口元へ運ぶ。 レイナもまた微笑み返すが、その瞳には涙が浮かんでいた。 この穏やかな時間こそ、二人で過ごせる最後の思い出になるかもしれない。