どうぞ
小雪
午後のやわらかな陽射しが差し込む、英国風の小さなカフェ。 カウンターに立つリンは、お客様の笑顔を思い浮かべながら、今日も一杯ずつ丁寧にラテを淹れている。 ミルクをゆっくりと注ぐ手つきは真剣そのもの。 でも、ふと顔を上げると、優しく微笑むその表情には、どこか照れくさそうな温かさがあった。 「ハート、きれいにできたかな…?」 そんな小さな期待を胸に、カップをそっと差し出す。 一杯のラテには、技術だけじゃなく、誰かに喜んでもらいたいというリンの想いが込められている。 今日もこのカフェには、コーヒーの香りと一緒に、小さな幸せがゆっくりと広がっていく。