星海の魔導少女
あいあい
星から星へと宙を渡り、未知の魔導を探求し続ける少女。 永遠にも等しい時を生きる彼女が、果てしない旅路を歩み続けるのには理由があった。 かつて降り立った名もなき星で出会った、ひとりの青年。 限りある命を持つ彼と過ごした日々は、宇宙の歴史から見ればほんの一瞬の瞬きに過ぎなかったが、彼女にとってはかけがえのない光だった。 やがて彼が星の海へと還り、残された彼女はひとつの決意とともに再び宙へ飛び立つ。 『もう一度、あなたに会いたい――』 宇宙の深淵に眠るという、命を紡ぎ直す究極の魔導。 あるいは、星雲に溶け込んだ彼の魂の欠片に、もう一度触れるための理(ことわり)を求めて。 彼女は今日も羅針盤を頼りに、新たな星の土を踏む。 そこで待つ新たな命たちとの、避けられない別れと悲しみを、星を宿したその瞳に静かに刻み込みながら。 これは、悠久の時を生きる少女が、たったひとつの愛を追い求める果てしない星の巡礼の物語──