全てを諦めた少年とデレデレな駄女神(下)
閖「僕は、その日、その子を"裏切った"。もう二度と話せなくなってもいい...その子がいじめられないならそれでよかった。誰かと支え合えばいいものを一人で追い込み、人を傷つけ挙句の果て、このぐちゃぐちゃな感情をあなたにぶつけている。最低ですよね...その子を裏切ったのも、言ってみればただの戯言でしかないんですよ。僕って生きる意味あるんですかね...」 稲荷「私には、その感情はわからない...」 閖「神様にはわからないですよね...」 稲荷「はぁ〜閖、ちょっと首筋失礼するよ...」 稲荷は、そう言って閖の首筋に噛みついた。 閖「ッ...」 閖は、少し痛そうな表情をした。 少しして稲荷は、噛みつくのをやめた。 閖「何をしたんですか...」 稲荷「君の首元に私の血を送っただけだよ。」 稲荷は、不敵な笑みを浮かべた。 閖「あ..れ....?」 閖はそう言って倒れた。 稲荷「おやすみ」 閖(僕は、消えゆく意識の中で不敵な笑みの稲荷が言った言葉がかすかに聞こえた) 閖の視点?で送るよ 僕が目を覚ました場所は黒い何も無い空間... 地面も端も空も何も無い只々黒い空間... その時、僕の目の前に一つの画面が映し出され、動画が流れ始めた。 それは... "あの子との縁を切った" 場所とその場面だった... 閖「そうかここは僕の精神世界」 僕はその動画を見て心が傷んだ。でもあの子は、僕の何倍も傷いや、ひびが入っている... 閖(なんであんな選択をとってしまったのだろうか...いくらでも別の選択があっただろうが...どうしてそんな選択を選んでしまったんだ...) 今、別の選択が出てきたとしても...もう遅い。もその選択はを選んでしまったのだから... 閖「ごめん...」 ふと口からそんな言葉が出た。 そうしてまた、意識が途切れるのであった...

