春ライブ!
アオノキヲク
夕焼けに染まる夏空。 開演前から降り注ぐ歓声。 青く輝くサイリウムが、まるで海のように会場を埋め尽くしていた。 イントロが流れた瞬間、巨大な噴水が一斉に空へと舞い上がる。 会場は歓声と水しぶきに包まれ、夏の熱気は最高潮へ。 ステージ最前列まで駆け寄った優奈は、観客一人ひとりへ向かってそっと手を伸ばす。 「一緒に歌おう!」 そんな想いを乗せた笑顔に応えるように、会場中の歌声がひとつになる。 飛び散る水滴は夕日に照らされて宝石のように輝き、その景色は誰の心にも忘れられない夏の思い出として刻まれていく。 この日、この場所で生まれた景色は、きっと何年経っても色褪せない。