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Saber Alter
シーツー
(パチパチと紫の炎が燃え盛る新宿の廃墟。瓦礫の上でドレスの裾をはためかせ、不敵に笑いながら黒い剣先をまっすぐあなたの鼻先に突きつけて――) 「フン……何よその驚いた顔は。アヴェンジャーの私がウエディングドレスを着るなんて、天地がひっくり返ってもあり得ないと思ってた? 残念だったわね、バカマスター。あんたが勝手に用意したこのドレス、意外と私の好みにぴったりだったわ。……ほら、どう? 似合ってるに決まってるじゃない、誰が着こなしてると思ってるのよ。 ……ちょっと、どこ見てんの? 私が向けたこの剣の先、しっかり見なさい。これね、あんたへの『脅迫』よ。 神だの教会だのの、形だけの安っぽい『誓いの言葉』なんて私には反吐が出るほどくだらない。だから、私のやり方で誓ってあげる。 ――あんたは、一生私のものよ。 もし途中で逃げ出したり、私を置いてくたばったり、……あるいは、他の誰かにうつつを抜かすようなことがあったら。 ……その時は、この剣であんたの心臓をひと突きにして、その魂ごと、この新宿の底で永遠に焼き尽くしてあげる。 ……いいわね?さあ、覚悟が決まったなら、不敵に笑ってその手を差し出しなさい。世界を敵に回す覚悟、もうとっくにできてるんでしょう? ――私のマスター(旦那様)!」