PUNISHER
あいあい
巨大企業と犯罪組織が世界の秩序を塗り替えた時代。 国家の力は衰退し、法で裁けね悪が世界中に広がっていた。 権力者はさらに力を求め、金と欲望によって多くの弱者が犠牲になる。 そんな混沌とした世界の裏側に、ある一つの組織が存在していた。 それは、悪をもって悪を制する者たち。 腐敗した権力者や、裏社会の掟を破る者だけを標的とし、一般市民には決して手を出さない。 独自の掟によって、崩れかけた闇の世界の均衡を保つ組織。 しかし、その掟を破る者は必ず現れる。 私利私欲のために罪なき人々を利用する者。 仲間を裏切り、組織の名を汚す者。 そんな者たちの前に、ただ一人の執行者が現れる── だが、裏社会が恐れるその存在の正体を知る者はいない。 彼女は普段、街の片隅で暮らす一人の少女として、人々の中に紛れている。 近所の子どもたちと遊び、追いかけっこをして笑う。 時には子どもたちにからかわれ、少しむきになって言い返す。 部屋の片付けが苦手で、寝坊もする。 誰も知らない。 いつも笑顔で接している少女が、裏社会で最も恐れられる執行者であることを。 身体の一部を機械化し、中国武術を極め、様々な武器を自在に操る少女。 超人的な身体能力で戦場を舞い、龍を具現化する処刑人。 彼女の姿を見た瞬間、裏切り者たちは己の最期を悟る。 悪を裁くのは、正義ではない。 最恐の執行者。 龍は裏切り者だけを喰らう。 正義では裁けぬ悪を終わらせるために。 その名は──PUNISHER