概要: 放課後の図書館。 誰もいない書架の奥で、メドゥーサは静かに頁を開いていた。 眼鏡の奥の視線はどこか遠く、 長い紫の髪だけが、夕陽を透かして仄かに光る。 声をかけてはいけない気がした。 近づいてはいけない気がした。 ただ、その横顔を—— もう少しだけ、見ていたいと思った。
ドングリ