授業中だろうと
秋宮


授業が始まってしばらく、真面目に集中していたが、隣のの彼女がどうしても気になってしまう。 不謹慎かとは思ったが、我慢できずに彼女の手を握った。 抵抗されなかった。一瞬視線を向けてきたが、すぐに授業に意識を向けてしまった。 でも、手は握り返された。彼女の応えが嬉しくて、自分の方が恥ずかしくなってしまった。 ああ、彼女の顔も赤いが、きっと俺はもっと赤くなってる気がする。 イチャイチャしてて成績を落としたなどと言い訳するわけにも行かない。改めて授業に意識を向けつつ、それでも終業のチャイムが鳴るまで、俺達はずっと手を繋いでいた。