花の飾りの陰で、マシュはカップを胸の前に抱えた。香りはちゃんと選べた。温度も、甘さも。なのに相手の目は、茶器より遠くを見ている。小さな吐息といっしょに、唇がへの字になった。
ドングリ
PixAI DiT.2