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神主
wasabi


過去作“【絵札の王国】の4人の騎士団長・その2、スペード騎士団団長・ツルギ”を基にした、創作文に登場する彼の“ご先祖さま”。名を縹 清次郎兼光(はなだ せいじろうかねみつ)と言います。 かつてスペードの国が“蒼き焔”、“縹乃國(はなだのくに)”と呼ばれていた頃の次代を担う若君で、時折平民に変装しては館を抜けだし領内を遊び回る“放蕩息子”でした。 実はこれは“遊興に耽る不良”を演じ、領民たちが不自由なく生活を出来ているかを確かめる“視察”であり、彼は自国の未来と領民の幸福を憂う“心優しき若殿”だったのです。 そんな彼に隣国である“枡花国(ますはなのくに)”の領主から縁談が舞い込み「一人娘である千種姫を、縹の若殿に妻合わせ娶って貰いたい」との申し出があります。顔も知らない隣国の姫との婚姻の提案に彼は戸惑いますが、それは隣国の姫とて同じ事。そして千種姫のものの考え方は奇遇にも清次郎と同じだったのです。 「未来の夫となり得るかも知れない殿方の器量、嫁ぎ先となる隣国の様子をこの目で確かめてみたい」と思った千種姫はたった一人の侍女だけを連れて商家の娘と身分を偽り、縹乃國を訪れます。 活気ある町の雰囲気、賑やかな人々の往来に驚く姫と侍女。そこに何かの拍子でパニックを起こした荷馬が暴走を起し、幼子が事故に巻き込まれそうになるのを身を挺して庇おうとする千種姫。間一髪で暴走した荷馬の引綱を掴んで制止に成功したのは… と言う、典型的なボーイ・ミーツ・ガールの物語でした。