通信兵さんの里帰りの続き。
「お姉ちゃんが男の人のひっかけ方教えてあげる」 「はわっ⁉はわわわっ‼」 「その手に持ってる金魚をね、男の人のうなじからひゅるっと突っ込むのよ」 「そ、そんなことしたら怒られちゃうよ?」 「大丈夫、生きのいい金魚ならビチビチするから思わず浴衣をぬぐでしょう?そしたら『あなた、私の前でそんなことして恥ずかしくないの⁉私の目にそんな裸さらした責任取ってもらうわ‼』って、すかさず言うのよ。顔もとりあえず赤くしといた方が無難かしら。涙も浮かべておくと完璧ね。ともかく相手に罪悪感を持たせて、こっちが優位に立つの。なんか言ってきたら『お父ちゃんに言いつけてやる』これで一発よ。」 「あ~。お父ちゃん無敵だから。」 「そうそう。これ代々うちの家系に伝わって来た男引っかけるための秘伝だから。」 「そっか~。お父さんとかおじいちゃんとかみんな金魚で引っかけられたのか~。面白。顔見て吹き出さない自信ないんだけど~」 「いい?秘伝だからね?男達には絶対内緒だからね?金魚がいなかったらウナギとか蟹とかまあ色々バリエーションあるのよ」
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