魅力的なクールビューティー
女には敵意があった。私にはわかった。私はポケットに手を入れ、女を見上げた。女を見ていながら、女を見ないように気を配る。女の背景、木の葉、風、石段、それらが女とは異物であると語りかけるように、私は女の収まった風景を向き直った。女はしばらく私を見ていた。そして上に立つことにそれほど優位性がないことに納得するとおもむろに立ち上がり、私の脇を通り過ぎて、そして、反対に私を見上げた。ポケットに手を入れ
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