(250)傭われ暮らしの獣少女
bird-800(トリはっぴゃく)


律希「…あの、どうかしましたか…?」 律希は、眼の前にいる和装に身を包んだ長身の女性を見ていた。幾分若々しく見えるこの女性が瀬尾宮七迦の母親だろうか。雰囲気が七迦くんに似ているかもなどと思考しつつ、女性が見せた表情の意味は推し量れずにいた。 万千夏「… …あー…、せっかくだが私は少し所用があるので…あとは彼女たちに案内してもらうといい。…ゆっくりしていくといい…」 少し間が空いた後、らしからぬ歯切れの悪い言葉をつむぐと、万千夏は室内にいる2人の獣少女のそばに近づいていった。