42【炭火戦士プリティハーツ】
Marin


その瞬間。 胸の火が、爆発するように燃え上がった。 ドクンッ!!! 背後に、巨大な炎の輪が現れる。 まるで心臓の鼓動のように、 赤く、 激しく、 脈打っている。 ホルモンの声が震える。 (……そうなのだ) (それこそが、汝の火——) モツはゆっくりと腰を落とす。 身体が自然に構える。 知らないはずなのに、 どう戦えばいいのか、 身体が覚えている。 「なんか知らないけど……」 「燃えてきた!!」 ボウッ!! 拳から炎が噴き上がる。 モツの瞳に、赤い火が灯る。