Lilu-Mina
猫空 (Neko_zora)


花言葉 漂泊 さすらい 忘却 そして、待ち続けること 少女の中には、今もなお、 いくつもの小さな記憶の欠片が残っている。 あの日の想いを、 消えてしまってほしくない。 少女は今も、 絵本からそっと切り取った、 大切な一頁を手元に残している。 少し古びた紙 傷んだ端 それでも、 少女は決して手放さなかった それは、 あの日の記憶をつなぎとめる、 たった一枚の頁だったから。 少女は今日も、 あてもなく歩き続ける。 どこへ向かうのかも分からない。 ただ、 自分だけの景色を探して 道の途中で、 小さな花を見つける 風に揺れる花を、 少女は静かに見つめた その花に込められた言葉は、 誰にも届かないかもしれない。 それでも―― かつて確かに存在した記憶は、 消えることなく、 心の奥に残り続ける。 あの日の想いも 大切にしていた時間も いつか遠い記憶になったとしても、 少女は忘れない。 忘れないために、 今日も歩いていく。 いつか、 自分だけの景色に出会うその日まで