おい、レスバじじい! いつまでも政治と宗教と野球の話ばかりしてるんじゃねえ!
パンダ5


遊牧民たちの儀式が始まった。 草原に佇むシンボルに、遊牧民たちが祈る。 「我々の崇める神は、かつて滅んだ神々とは別の神なのだよ。」 長老が言う。 この地域独自の、太陽や月の巡り、暦を司る神なのだそうだ。 なぜ彼らは熱心に祈りを捧げるのか…。 「人が生きる上で、心から信じ、己の道標とする何かというのは、 欠かせないものなのだよ。それは信仰でもいいし、自らの信念でも、あるいはほかの何かでもいい。 自らの中に軸となるものを持たなければ、人はただ流されるだけになってしまうからね。 我々にとってはそれが、あの神に祈り、行動の指針を得るということ、というだけの話さ。」 そうか。彼らの生き方には迷いがないんだ。 指針が定まっているから、世界がどうなろうと関係ないし、 物質的に富んでいなくても、心は清く豊かなのだ。 とても尊いものを感じた気がする。 クルシェは彼らがするように、静かに両手を合わせた。