タイムマシンを整備しよう(ver2)
すいか
時空統制管理庁、通称“時統庁”の隷下組織である時間移動管理局。通称“時動局”。 ここには時間移動にまつわる多種多様な仕事があるが、今回は統括組織である“時統庁”の話。 彼は監察室の室長補佐(総括)である。 「マジか…」 書類を1枚手に取り、彼はため息を吐いた。 天才で有能な弟兼室長がとびきり大きな不正を見つけたらしい。 『後は頼む』 とだけメッセージを残して時動局へ行ってしまった。 「そろそろ現場仕事は引退してくれよ…」 だが確かに彼でなければこのデータ改竄は見抜けなかっただろう。 タイムマシンがあるくらいだ、もちろん文明は発展している。だがどれだけデジタル化しても、人間は書類仕事から逃れられない運命なのだ。 彼はもう一度ため息を吐き、大きな目に見守られながら、彼は仕事に追われることにした。