Solei-Nox-Mina : 01
猫空 (Neko_zora)
どこへ向かえばいいのか、 まだ分からない ぼんやりと霞む道を、 少女はゆっくり歩いていた。 迷って、 立ち止まって、 また少しだけ進む。 夜空には、 小さな星々が静かに瞬いている。 ひとつ、またひとつ。 まるで、 大切なものを守るように (……すぅ……すぅ……) どこからか、 小さな寝息が聞こえてくる。 少女はそっと目を閉じる (小さな声で) 「……やっぱり、ちゃんと眠ろう」 少しだけ不安な気持ちは、 まだ胸の奥に残っている。 それでも―― 今夜だけは、 星々に見守られながら。 ゆっくり、 ゆっくりと眠ろう。 明日になれば、 また一歩ずつ歩いていけばいい