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Cyber Girl in Futuristic Armor
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宇宙は、どこまでも静かだった。 私は壊れた身体を横たえたまま、暗闇を漂っている。 敵性反応――消失。 敵は、倒した。 代わりに、私も壊れた。 装甲は砕け、内部機構は剥き出し。 四肢の駆動系は沈黙し、視覚センサーも片方しか生きていない。 残存電力――3%。 「……任務、完了」 それだけを確認して、私は目を閉じた。 私はここまでだ。 もう、戦わなくていい。 もう、動かなくていい。 不思議と怖くはなかった。 ただ、最後に思い出したのは――マスターの姿だった。 初めて私を起動してくれた日のこと。 傷ついた私を、何度も修理してくれたこと。 戦いから帰ると、いつも少しだけ安心したような顔をしていたこと。 そして、私が出撃するたびに。 帰る場所を、用意してくれていたこと。 「……帰り、たかったな」 通信機が、微かに反応する。 『……ザ……ッ……』 誰かが私を呼んでいる。 けれど、声は途切れ途切れで聞き取れない。 それでも分かる。 マスターだ。 救助に来てくれている。 「……遅いですよ」 小さく笑う。 もちろん、返事はない。 もう、こちらから送信する力も残っていない。 視界が暗くなっていく。 最後に浮かんだのは、戦場ではなかった。 修理台の上で見上げた、マスターの顔。 そして――帰還した私を待っていた、あの日の景色。 「……ありがとう」 誰にも届かない言葉。 それでも、それが私が最後に残したい言葉だった。 動力、停止。