カルデアのテラスに、夕方の光が落ちている。マシュは十字の盾を足元に立て、白銀の甲冑のまま空を見ていた。好きなものは空の色と、地面の匂い。戦う理由を問われるより先に、彼女は空のほうへ顔を上げる。先輩が来る気配は、まだしない。それでも盾の縁から手を離さない。守る相手がいない時間も、守護は終わらない。
ドングリ
PixAI DiT.1