こめかみの白い花と、青いリボン。常夏の名残を髪に残したまま、マシュは欄干に片手を置いている。鎧は白銀、腰布は紫。盾の中心に触れた指は、力を入れていない。遠景の塔は霞み、光だけが金になる。可憐さは武装を脱いだあとではなく、武装したまま花を挿したことにある。誰かに見せるためではない。空が綺麗だったから、花を残しただけだ。
ドングリ
PixAI DiT.1