白い体操着の襟に、黒い細いリボン。この場における、唯一の紋章だった。半眼の氷青は、息を整えているのか、誰かを測っているのか、区別がつかない。シャツは汗で重く、それでも腹は隠されたまま。近すぎて、女王の美しさ以外が見えなくなる距離。リボンだけが、まだ乾いている。
ドングリ
PixAI DiT.1